りそなカード

特集 りそなカード貸切 宝塚歌劇 星組公演 星組トップスター インタビュー 紅 ゆずるさん

「どんなに苦しい思いも最終的に楽しめればいい」

「宝塚歌劇は超難関!? それなら、ますます入りたい」挑む心で夢を叶えた。

 絶妙な台詞まわしと間合いで、宝塚歌劇史上まれなる個性派として精彩を放つ星組トップスター、紅ゆずるさん。シリアスな舞台からコミカルなシーンまで、幅のある演技で観客を魅了する紅さんの出身は、お笑いの本場、大阪。日常の中に当たり前のように笑いの文化があり、楽しい家庭環境に恵まれ、センスのよい喜劇をこなす素地が育まれた。

 小さい頃から周囲の人々に「宝塚歌劇団に入れば?」とたびたび勧められていた紅さんは、小学生の時にテレビで宝塚公演を観たことをきっかけに、入団への思いが一気に高まった。ところが、突きつけられた現実は「宝塚歌劇は超難関」。それが逆に紅さんのチャレンジ魂に火をつける。「それなら、ますます入りたい!」。そして2002年3月、紅さんは見事に狭き門をくぐり抜け、タカラジェンヌへの扉を開く。後のトップスターとなる逸材の誕生であった。

八頭身の完璧なスタイルとクールな美貌を武器に、洗練された舞台を見せる。

 公演を重ねるごとに輝きを増す紅さんの、楽しすぎるステージ。麗しすぎる舞台。衣裳映えするプロポーションで豊かな声色を操り、観客を惹きつける端麗コメディ。その要素は、意外にも宝塚歌劇から見いだしたものだという。
「真矢みきさん主演の『ハウ・トゥー・サクシード』の映像を見た時、宝塚歌劇でこんなにも大笑いできるのかと思ったぐらい、ものすごく楽しかったんです。ここまで格好よく笑いをとれる役者さんて素晴らしい!と。宝塚歌劇でありながら、プラス、超越した何か。そこに憧れて、自分もやってみたいと思うようになりました」。

 持ち前の向上心で研鑽を続けた紅さんは、2016年11月、満を持して星組トップスターに就任した。
「就任時は大きな責任を感じましたが、それに押しつぶされるのは絶対にいやでした。責任は当たり前のごとくあることなので、大切なのは、そこからどう楽しむか。苦しんだり辛かったりする思いも、最終的には楽しめればいい。“ああ、楽しかった”と思えた者が勝ちだと。とにかくポジティブに考えました」。

 重圧感すら楽しむ決意で歩み始めた、紅さんのトップスター街道。大劇場お披露目公演『THE SCARLET PIMPERNEL』ではアドリブシーンで笑いをとるなど、これまでにない大器としてのキャラクターを印象づけた。

 意表をつくようなアドリブを自在に展開できるベースには、星組メンバーが醸し出す雰囲気もある。
「星組は明るいんです。殻を作らない。殻を作るとみんなに破られます(笑)。私自身にも殻がないので、下級生が急に突っ込みを入れてくれてもOKなんです。おもしろくなかったら怒りますけど(笑)。そんなみんながいてくれるから一つの舞台が成り立っているし、自分も(舞台に)立たせてもらっている。組子の愛をひしひしと感じる毎日です」。

 紅ゆずる率いるパワフルな星組が、どんなエンターテインメントを繰り出すのか。波に乗る今後に注目せずにはいられない。

宝塚歌劇団 星組 紅 ゆずる(くれない ゆずる)
2002年3月、宝塚歌劇団に入団。星組公演『プラハの春』で初舞台。その後、星組に配属。2008年『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』で新人公演に初主演。2016年11月21日付で星組トップスターに就任。2017年3月『THESCARLET PIMPERNEL』で宝塚大劇場でトップお披露目。

イメージ画像

イメージ画像

イメージ画像 (C)宝塚歌劇団

イメージ画像 (C)宝塚歌劇団

星組『THE SCARLET PIMPERNEL』より

※当ホームページに掲載している情報および写真等著作物については、宝塚歌劇団・りそなカード株式会社の許可なくこれを複製・改変すること、無断転載複写等を固く禁止します。